「就労継続支援A型とB型は、何が違うの?」
「自分や家族には、どちらが合っているのだろう?」
就労支援について調べ始めると、A型・B型という言葉に戸惑う方もいるでしょう。
最も大きな違いは、原則として雇用契約を結んで働くかどうかです。 そこから、収入の仕組みや勤務条件にも違いが生まれます。
ただし、収入の金額だけで選ぶと、通い続けることが難しくなる場合もあります。この記事では、就労継続支援A型とB型の違いを比較し、自分に合った事業所を選ぶポイントを紹介します。
就労継続支援A型・B型とは?
就労継続支援は、障害や病気などにより一般企業で働くことが難しい方に、働く機会や必要な支援を提供する障害福祉サービスです。
A型は、適切な支援があれば雇用契約に基づいて継続的に働ける方が主な対象です。B型は、雇用契約に基づく働き方が難しい方などに、生産活動の機会や、知識・能力の向上・維持に向けた支援を提供します。
どちらも「働きたい」という気持ちを支える場所です。診断名だけで決めるのではなく、体調、必要な配慮、本人の希望を踏まえて検討することが大切です。
A型とB型の違いを比較表で確認
| 比較項目 | 就労継続支援A型 | 就労継続支援B型 |
|---|---|---|
| 雇用契約 | 原則として結ぶ | 結ばない |
| 受け取るお金 | 雇用契約に基づく賃金 | 生産活動に対する工賃 |
| 最低賃金 | 原則として適用される | 工賃には原則として適用されない |
| 通う時間・日数 | 雇用契約や勤務条件に沿う | 個別の支援計画や事業所の運用に沿う |
| 選ぶ際の確認点 | 勤務条件と必要な配慮が合うか | 作業・通所ペース・支援内容が合うか |
制度上の雇用契約・賃金の違いはありますが、具体的な勤務時間や支援内容は事業所ごとに異なります。
違い① 給料と工賃の仕組み
A型は雇用契約に基づく賃金
A型では、原則として事業所と雇用契約を結び、働いた時間などに応じて賃金を受け取ります。最低賃金も原則として適用されます。
例えば、仮に時給1,100円で、1日4時間、月20日働いた場合、額面の賃金は88,000円です。これは計算例であり、実際の時給・勤務時間・手取り額を示すものではありません。
求人を見るときは、時給だけでなく、月に何日・何時間働く予定なのかも確認しましょう。
B型は生産活動に対する工賃
B型では雇用契約を結ばず、作業などの生産活動に対して工賃を受け取ります。工賃には、雇用されて働く場合の最低賃金が原則として適用されません。
工賃の計算方法は事業所によって異なります。見学では、次の点を聞いてみましょう。
- 工賃はどのように計算するのか
- 希望する通所日数・時間では、いくら程度になるのか
- 作業内容によって工賃が変わるのか
「平均工賃」は参考になりますが、その金額を全員が受け取れるとは限りません。自分の利用予定に合わせた目安を確認すると、生活の見通しを立てやすくなります。
違い② 通う日数や時間の考え方
A型では、雇用契約で定められた勤務日数や時間に沿って働きます。そのため、仕事内容だけでなく、通勤も含めて継続できる条件かを考える必要があります。
B型では、体調や目標に応じた通所ペースを相談できる事業所があります。例えば、短時間から始め、様子を見ながら日数を増やす方法です。
ただし、「B型なら必ず週1日から通える」「好きな時間に利用できる」とは限りません。 対応できる時間や日数は、事業所の運用や支援体制などによって異なります。
「今は週に何日なら外出できそうか」「作業後にどれくらい疲れるか」を伝え、無理のない利用方法を相談しましょう。
違い③ 仕事内容と支援の受け方
「A型は難しい仕事、B型は簡単な仕事」と考えられることがあります。しかし、仕事内容だけでA型・B型を区別することはできません。
事業所によって、パソコン作業、商品の検品・梱包、清掃、食品製造、ハンドメイドなど、さまざまな仕事があります。
同じパソコン作業でも、求められる作業量、説明の仕方、休憩の取り方は違います。
自分に合うかを判断するには、次の点を確認するとよいでしょう。
- 分からないときに質問しやすいか
- 手順を紙や画像で説明してもらえるか
- 音や人の多さが負担にならないか
- 疲れたときの休憩や作業変更を相談できるか
得意な仕事があることと、その環境で続けられることは別です。見学や体験では、作業と環境の両方を確かめましょう。
A型とB型、どちらが自分に合っている?
A型を検討するときのポイント
支援を受けながら、決まった勤務条件で継続して働きたい方は、A型を選択肢として検討できます。
確認したいのは、希望する収入と、続けられる働き方が両立するかです。欠勤時の連絡方法、体調が悪い日の対応、仕事の進め方への配慮についても聞いておきましょう。
B型を検討するときのポイント
まずは外出や作業の習慣をつくりたい方、体調に波があり通所ペースを相談したい方は、B型の支援内容を確認してみましょう。
工賃に加えて、「安心して相談できる」「得意な作業を探せる」「自分の調子を理解できる」といった面も、選ぶうえで大切です。
A型・B型は、本人の価値や努力を評価する区分ではありません。今の状態と希望に合う支援を選ぶことが、長く続けるための土台になります。
利用料金と申し込み方法も確認しよう
A型・B型ともに利用者負担が生じる場合がある
どちらも障害福祉サービスのため、所得などに応じて利用者負担が生じる場合があります。
サービス費の原則1割負担には月額上限があり、生活保護世帯や市町村民税非課税世帯は0円です。成人の所得判定は、原則として本人と配偶者を範囲とします。食費などの実費は別にかかる場合があります。
見学では、賃金・工賃だけでなく、通所にかかる交通費や昼食代も確認しておくと安心です。
B型の新規利用では就労選択支援にも注意
2025年10月から、B型を新たに利用する際は、原則として「就労選択支援」を利用する仕組みが始まりました。ただし、就労経験がある方など、対象条件によっては就労選択支援を経ずに利用できる場合があります。
就労選択支援は、本人の希望や適性、必要な配慮を整理し、働き方を選ぶためのサービスです。
利用を考えたら、お住まいの市区町村の障害福祉窓口や相談支援事業所に相談し、必要な手続きを確認しましょう。A型の場合は、事業所の採用手続きについても確認が必要です。
「毎日が夏休み。」で自分に合う働き方を考えてみませんか?
就労継続支援B型事業所「毎日が夏休み。」では、パソコン作業やEC物販などに取り組んでいます。
「パソコンは好きだけれど、仕事にできるか不安」
「何が得意なのか、まだ分からない」
「自分に合う働き方を見つけたい」
そんな気持ちを、見学の際にお聞かせください。現在ご案内できる作業や通所条件について、一緒に確認していきましょう。
野田市・流山市・柏市周辺で就労継続支援B型をお探しの方は、通所方法も含めてご相談ください。
A型とB型の違いを知ったうえで、実際の事業所を見て、自分が続けられそうな環境を選ぶ。 その一歩から、自分らしい働き方を考えてみませんか?

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